終盤の消極戦術に賛否 「立派な戦術」「最善」 「日本らしくない」「こういう日本は見たくなかった」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180629-00027960-theanswer-socc


日本が警告数の差で勝利も、終盤の消極的な戦術に会場はブーイング

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は28日、1次リーグH組で日本は
ポーランドに0-1で敗戦。同組で勝ち点で並んでいたセネガルも敗れたため、勝
ち点、得失点差、総得点で並び、フェアプレーポイント(警告数)の差で2大会ぶ
りの決勝トーナメント進出を決めた。後半終了間際に日本が取った戦術にネット上では賛否両論の声が上がっている。

紙一重とはまさにこのことだ。日本がイエローカードの差2枚で16強進出を決めた。前
回のセネガル戦から6選手を入れ替えて臨んだ日本だったが、後半14分にポーランドに先制を許してしまった。

 このままなら敗退となる大ピンチに追い込まれた日本は必死で反撃に出るも、なか
なか攻撃の形を作れない。一方で、同時刻のH組のもう1試合。セネガル-コロンビア戦
が動いたのは後半の29分。コロンビアがセットプレーから均衡を破った。

 このまま終わればコロンビアが首位通過。日本とセネガルは勝ち点4で並ぶだけでな
く、得失点差、総得点で再び並び、フェアプレーポイント(日本=警告4、セネガル=警
告6)の差で日本が2位。この情報が伝わるや、日本は積極的に攻めるのをやめ、ボー
ルをキープしこのままのスコアで終わらせる戦術を取った。会場は次第に大きなブーイングに包まれていった。

ネット上では賛否「ルールにのっとった戦術」「コロンビアに頼りすぎ」
ツイッター上では日本のこの消極的な戦術に対して、賛否が分かれた。

「ルールにのっとった立派な戦術」
「これが最善の策」
「日本に限らずやること」
「勝ち抜くためにはこれしかない」
「フェアプレーで勝つのが日本らしい」
「ルールに救われた」
「コロンピアに頼りすぎ」
セネガルが追いついたらどうするの」
「日本らしくないよ」
「こういう日本は見たくなかった」

 セネガルが追いつくか、日本が2点目を叩き込まれれば水泡に帰す戦術だったが、
結果的には功を奏し、日本が2位を死守。試合に負けて、勝負に勝った。そんな結果だった。